嶽心荘プロジェクトとは?
嶽心荘プロジェクトは、日本の美の力で、人と地域のよみがえりと輝きを与える活動です。
【活動の2つの柱】
1,人と地域の再生により「より高次の健康づくりを支援する活動」
2,倒壊の危機にある「横山大観画伯ゆかりの『嶽心荘』」を保存する活動
【緊急課題】
「嶽心荘」を倒壊の危機から救うこと。
【最終段階では】
嶽心荘のある周辺を含め「温泉と摘み草料理の『いのちの里』」として整備する計画です。
嶽心荘とは
嶽心荘は、昭和初期の純和風の茅葺き屋根の日本建築です。
日本画の巨匠である横山大観 画伯の別荘(アトリエ)として建てられたものです(興隆寺史)。
1800坪の敷地に3棟からなる110坪の建物が現存しています。
この建設に当たり、横山大観画伯は、自宅客間「鉦鼓洞」を再現し、
図面に朱を入れて手直しするなど、情熱を注いだと伝えられています。
『嶽心荘』という命名も、画伯ご自身によるものです。
横山大観画伯は、計画当初より「日本美術院のメンバーらをはじめとし、みんなで美を追究する拠点としたい」という思いであったようです。
当時の記録にも、前田青邨など日本美術院のメンバーの参加について記されています。
残念なことに、完成後まもなく、海外展覧会の準備や第二次世界大戦前後の社会状況の悪化などから、横山大観画伯の足は途絶えてしまいます。
嶽心荘は、動乱の時代にあっても受け継がれ、今日に至っていますが、
昨今の長期にわたる日本経済の低迷は、嶽心荘に深刻なダメージを与えました。
嶽心荘プロジェクトとは?
2008(平成20)年、嶽心荘は、UDヘルスケア研究所 大澤智恵子と出会います。
その出会いにより、嶽心荘は、崩壊の危機を乗り越えようとしています。
そればかりか、建設当初の理念に回帰し、発展を遂げようとしています。
この大澤による嶽心荘の再生活動とは、「ホリスティックな体験を通した『癒し』」 「コミュニティの活性化」に とどまらず、「医療・介護の実践教育の場」として人材を育むものです。
嶽心荘の再生計画はまだ半ば。皆様の応援をお願いします。
【再生計画と実行状況】
2008年~ トイレの改修、庭の整備、清掃を実施 → 達成
2011年 屋根の大規模な修繕、トイレの改修を実施 → 達成
2012年 建具・庭のメンテナンス
2020年 「茅葺き屋根」を再現